インデックス数の調べ方|SEOとの関係は?確認すべき理由と増やす方法

Googleなどの検索エンジンのデータベースに登録されたページ数を表すインデックス数ですが、この数が多いほどSEOの評価が高いというわけでありません。

では、インデックス数はSEOにどのような影響をもたらすのでしょうか?

今回は、インデックス数とSEOの関係や、インデックス数の調べ方と増やす方法などに焦点をあてて解説していきます。

目次

インデックス数の調べ方

実はインデックス数を調べるとき、有料の分析ツールなどは不要です。インデックス数は、以下2つの方法で無料かつ簡単に調べられるので、試してみてください。

Googleサーチコンソールを使う

Googleサーチコンソールは、Google検索での順位や表示回数、クリック数などを分析できる無料ツールです。

Google サーチコンソールを使うときは、以下の手順で行います。

  1. Googleアカウントでログイン
  2. ドメインまたはURLを入力してサイト登録
  3. URLを入力してサイト登録した場合は、専用のHTMLファイルやGoogleアナリティクスのアカウントなどを使って所有権の確認をする

ツール内のインデックスカバレッジレポートを確認すれば、より詳細なインデックスの状況や推移が確認できます。

Google検索のみ分析が可能ですが、Googleアカウントさえあれば使える手軽さと、Googleアナリティクス(ユーザーの行動を分析できるツール)と連携させればSEO対策に役立てられる利便性が魅力です。

「site:」で検索する

Googleなどの検索フォームを使っても簡単にインデックス数が確認できます。

検索フォームに「site:調べたいサイトドメイン名」を入力して検索すれば、検索結果の上部にインデックス数が表示されます。

検索結果に表示されているページは、検索エンジンのデータベースに登録されているページになるので、何がインデックスに登録されているのかも把握が可能です。

そもそもインデックス数とは?

「そもそもインデックス数って何?」という方も多いのではないでしょうか?ここでは、インデックス数の特徴とSEOとの関係を解説します。

公開ページが登録されている数

インデックス数は、Googleなどの検索エンジンがデータベースに保存している各サイトの公開ページ数です。

ユーザーが何か検索したときに、検索エンジンは保存されているインデックスのなかから、ユーザーが求める情報として関連性や信頼性が高いものを選んで表示します。

例えば、トップページと企業情報ページ、コラムページの3つで構成されているサイトがあるとします。

コラムページに1記事1ページのコラムが30記事追加された状態で公開されていると、このサイトの全ページ数は30ページにトップページ・企業情報ページ・コラムページを足した33ページです。

もし、検索エンジンにこのサイトの全ページが登録されていた場合、33がインデックス数になります。

このように、あるWebサイトが公開しているページのなかで、どの程度ユーザーの情報源として検索エンジンに認められているかを表しているのがインデックス数です。

インデックス数とSEOの関係性

検索エンジンは、保存したインデックスのなかからユーザーの求める情報を表示するので、インデックスが登録されていることがSEO対策としての大前提となります。

しかし、ただ多くのインデックスが登録されていればいいというわけではありません。検索順位を決める要素は、インデックス数はもちろんですが、登録されたページから得られる情報の品質も重要です。

ページ内の情報の品質が低いと、その分評価も下がってしまうので、品質の高いページを多くインデックスに追加されることを重視してコンテンツ作成に努める必要があります。

インデックスされること自体は重要ですが、SEO対策をするなら、「量より質」を意識しましょう。

インデックス数を調べる理由

無料ツールを使用すれば、簡単に調べられるインデックス数ですが、増減を調べることでどのようなメリットがあるのでしょうか?

どんな施策が必要なのかを判断できる

インデックス数が多ければ検索結果の順位が上がるわけではありませんが、少ない状態のままだと、サイトへの期待値が上がらず順位が停滞する可能性があります。

インデックス数をチェックして、「一向に増えていない」という場合には、インデックス数が増えない原因を分析しましょう。

分析結果から課題を抽出し、課題解決のために必要な施策を判断できます。

記述や設定ミスを確認できる

インデックス数は、記述や設定ミスによって減ってしまう場合もあります。

多い事例が、「robots.txt」に「disallow」の記述をした状態で更新してしまったり、ソースに「noindex」のタグをつけてしまうケースです。

インデックスから削除されたページは検索結果の順位からも除外されてしまうので、SEOに悪い影響を与えてしまいます。

インデックス数をチェックして減っていたら、タグの記述や設定ミスがないかを確認しましょう。

競合サイトと自社サイトを比較するため

検索フォームで「site:競合サイトのドメイン名」を検索すると、競合サイトのインデックス数の閲覧も可能です。

競合サイトと自社サイトのインデックス数を比較することで、競合サイトの更新頻度やインデックスされているページの傾向などを調査できます。

分析した内容から、自社にはない要素を取り入れれば、インデックス数の増加やページの品質改善にも役立てられるのです。

プラグインが影響していることもある

タグの記述や設定ミス以外にも、プラグインが影響してインデックス数が減らされている場合があります。

プラグインは、Webサイト内でユーザーが使用できる便利な機能を搭載するための拡張機能をいいます。

「インデックス数が減っているけどタグにおかしなところはない」という場合は、ページの内容と使用したプラグインの相性が悪いのかもしれません。

インデックス数が減った要因がすぐわかるように、サイト更新時には更新内容を記録しておきましょう。

インデックス数を増やす方法

インデックス数が多いからといって、必ずしもSEOに有利に働くとは限りませんが、少ないよりは多いに越したことはありません。

そこで、インデックス数を増やす方法をご紹介します。

インデックス登録リクエストを実施する

Googleサーチコンソールを利用すれば、インデックス登録リクエストが可能です。

検索エンジンがインデックス登録する場合、クローリングと呼ばれる、登録するためのページを見つける作業を行います。

登録リクエストをしておくことで、クローリングのときに優先して見つけてもらえます。

インデックス登録リクエストは、以下の手順を参考に行ってください。

  1. GoogleサーチコンソールのURL検査をクリック
  2. リクエストしたいページのURLを入力
  3. 「インデックス登録をリクエスト」をクリック

優先して自社サイトのページを見つけてもらえれば、まだ追加されていないほかのページも見つけてもらえる可能性もあります。

XMLサイトマップを送信する

XMLサイトマップとは、検索エンジン用のページ一覧表です。

「このサイトにはこんなページがありますよ」と検索エンジンに知らせるもので、以下のような手順で送信できます。

  1. Googleサーチコンソールのインデックスをクリックし、サイトマップを選択
  2. 新しいサイトマップの追加をクリック
  3. サイトマップのURLを入力し、送信する

XMLサイトマップを送信すれば、開設されたばかりでページ数が少ないサイトでも優先的にクローラーに巡回してもらえます。

ページの品質を見直す

インデックス数がなかなか増えないときは、ページの品質に問題がないかを確認しましょう。

ページ内の情報は正確か、ユーザーのニーズに沿った内容になっているかなどを確認し、改善することが大切です。

競合サイトを参考にするのもおすすめです。キーワード検索して、上位表示されているページと自社サイトのページを比較すれば、改善点も見つけやすいでしょう。

内部リンクを調整する

内部リンクの調節をして、自社サイトにアクセスしたユーザーが効率よく閲覧できる環境を整えることも重要です。

例えば、キッチン用品会社が管理するWebサイト内で、自社製品を使った自家製梅酒のレシピを公開したとします。

記事の最後に、「自社製品を使って作れる梅酒との相性抜群な時短おつまみレシピ」のリンクや、使用した製品の購入リンクを設置すればユーザーがスムーズにほかのページに移動できます。

ユーザーにとっての満足度が上がり、サイトを運営する企業にとっても、孤立化したページを検索エンジンにクロールしてもらいやすくなるので一石二鳥です。

サイトのページスピードを上げる

Googleのサーチコンソールのクロールの統計情報を見れば、サイトのページ表示速度をチェックできます。表示速度が遅いとクロールしてもらえなくなる可能性もあるので、応答速度が1,200ミリ以上の場合は表示速度の改善をおすすめします。

表示速度が遅くなる原因として多いのが、ページで使っていないファイルの読み込みに時間がかかっている場合や、サーバーのスペックに問題がある場合です。

的確に原因を追究するなら、エンジニアやSEO業者に相談してみるのもよいでしょう。

インデックス数に関するよくある質問

インデックス数は、SEO対策をするなら押さえておきたいワードです。そこで、インデックス数に関するよくある質問と回答をご紹介します。

競合サイトのインデックス数も調べられる?

「site:競合サイトのドメイン名」で検索すれば、検索結果画面の上部に自社サイトの検索をしたときと同じく競合サイトのインデックス数が表示されます。

競合サイトのインデックス数をチェックして、自社サイトよりも多ければ、ページの内容や投稿頻度などを分析して自社ページの改善点を見つけましょう。

インデックス数が伸び悩んでいるという方も、競合サイトをチェックして、インデックス数が多い競合サイトのページを参考にしてみることをおすすめします。

インデックス数に目安はありますか?

インデックス数にカウントされるのは、投稿数とトップページやカテゴリーページなどの数十ページを足したページ数が対象です。

SEOに効果的なインデックス数の目安は具体的に設定されていませんが、極端に少ないよりは、多い方がいいといえます。

重要なポイントは、ページ数とページの品質のバランスです。理想的なのは、インデックス数が多く、ページの品質も高いことです。

インデックスされたページの品質が低いと検索結果の順位が落ちる可能性もあるので、むやみにページを増やすのではなく、品質の高い記事を堅実に増やしていきましょう。

インデックス数を確認してサイトの品質向上につなげよう

検索エンジンが保存する各サイトの公開ページ数を表すインデックス数ですが、Googleサーチコンソールや検索フォームを利用すれば、無料かつ簡単にチェックできます。

定期的にインデックス数を調べることで、ページの改善点を見つけやすく、サイト全体の品質向上にもつながります。

SEOでは、主にページの品質が重視されるのでむやみに増やせばいいというわけではありませんが、インデックスされないと検索結果の順位が圏外になってしまいます。

タグの設定ミスがないかやプラグインは適切なものかなどをチェックして、検索エンジンに多くのページをクロールしてもらえるように工夫しましょう。

記事スナイパーはオウンドメディア構築の経験も豊富。

ただ記事を大量生産するだけではなく、マーケティング分析とSEOの知見をかけ合わせ、ターゲットに「刺さる」オウンドメディアの構築をおこないます。

もちろん、記事執筆のご依頼もお受けしますので、1記事からでもご相談ください。

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