いずれ顧客になりそうな人たちを見つけるために行われるのが、リード獲得です。
リード獲得のためには積極的にWebメディアを活用する必要があり、どのWebメディアに掲載してもらうかも大事な要素となります。
本記事では、リード獲得に活用できるWebメディアを中心に、掲載するメリットや成果を出すポイントを解説します。
リード獲得に活用できるWebメディア10選
リード獲得に活用できるWebメディアは数多くありますが、その中でも10のWebメディアを厳選しました。
TECH+
運営会社 | 株式会社マイナビ |
所在地 | 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル |
公式サイト | https://news.mynavi.jp/techplus/ |
- テクノロジーとビジネスをつなげるメディア
- BtoBマーケティング
- マイナビニュースの名義を活用してアプローチが行える
TECH+は、マイナビニュースの名義を活用する形でターゲットとなる企業にアプローチが行えるメディアです。
テレマ型リード獲得サービスとも呼ばれ、Webメディアへの掲載だけでなく、マイナビニュース名義で資料の紹介を行うことで、より広くターゲットとなる企業に広めていくことができます。
ferret
運営会社 | 株式会社ベーシック |
所在地 | 東京都千代田区一番町17-6 一番町MSビル2F |
公式サイト | https://ferret-one.com/ |
- BtoBマーケティングに欠かせないツールやコンサル・代行支援を提供
- サイト制作をプロに頼らず自前で行える
- アフターサポートも充実
ferretは、BtoBマーケティングを円滑に行うためのツールやコンサル支援などを行うサービスです。
マーケティングを行う中で欠かせないWebサイトなどのツールを、簡単に制作できるようなサポートを行います。
リード獲得に向けて、企業が設定するゴールに向けてのKPI設計を提案し、目標達成を行うための道筋をつけていきます。
ITreview
運営会社 | アイティクラウド株式会社 |
所在地 | 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー |
公式サイト | https://www.itreview.jp/ |
- 顧客の声を集めたレビュープラットフォーム
- レビューの掲載から分析までを行う
- 直接的なリード獲得ではなく、間接的なリード獲得を目指す
ITreviewは、顧客からのレビューを通して間接的なリード獲得を目指すサービスです。5つのプランが用意されており、フリープランでは、無料でレビューの掲載などが行えます。
多くのレビューが集まることで、No.1表記の二次利用などが行えるようになり、訴求力を持たせることが可能です。
シラレル リード獲得プラス
運営会社 | 株式会社マイクロアド |
所在地 | 東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー13F |
公式サイト | https://demand-services.microad.jp/btob-lead-generation/lp |
- Web広告を通じたリード獲得を目指す
- IPアドレスを通じて見込み度が確認できる
- ランディングページの課題点を見つけて改善できる
シラレル リード獲得プラスは、Web広告を通じてリード獲得を目指せるサービスです。
GoogleやFacebook等に掲載できる広告からリード獲得を行っていくほか、サイトにアクセスしたIPアドレスから、どの企業からのアクセスかを判別し、見込み客としての判定を行っていきます。
アイティメディア
運営会社 | アイティメディア株式会社 |
所在地 | 東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル |
公式サイト | https://promotion.itmedia.co.jp/ |
- オンラインプロモーションによるリード獲得をサポート
- コンテンツ制作を通じたリード獲得を行う
- 企業が求める属性のリードを件数保証で対応
アイティメディアは、コンテンツ制作からサポートを行い、リード獲得を目指していくサービスです。
企業が求める属性のリードを件数保証で提供するほか、リード獲得に関するコンテンツ制作、リードを活用するオプションなどの提供を行います。メルマガやメディアなどからの流入を目指せるのがポイントです。
キャククル
運営会社 | Zenken株式会社 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー18・19階 |
公式サイト | https://www.shopowner-support.net/ |
- 検索キーワードから記事を作成
- 企業からの情報を踏まえて記事を編集して掲載
- 初期費用や掲載費用が無料
キャククルは、企業が訴求する検索キーワードなどから記事を作成してリード獲得を目指すサービスです。
アポ獲得率は60%を誇り、500社以上が導入を行っています。初期費用や掲載費用が無料であることも魅力的な要素であり、ローリスクでリード獲得を図っていくことが可能です。
日経XTECH Active
運営会社 | 株式会社 日経BP |
所在地 | 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 |
公式サイト | https://active.nikkeibp.co.jp/ |
- 1000万人の顧客データベースを活用
- 日経BPブランドを利用できる
- 人事部門の決裁者と出会えるイベントも活用できる
日経XTECH Activeは、1000万人の顧客データベースを活用してリード獲得を目指します。
多くのビジネスマンが購読する日経BPや日経ビジネス電子版などを利用して、幅広い人に訴求していけるのが特徴的で、日経ブランドを最大限活用できます。
人事部門の決裁者と出会えるイベントなどもあり、他の企業とは違うアプローチが行えるのが特徴です。
ビジネス+IT
運営会社 | SBクリエイティブ株式会社 |
所在地 | 東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー |
公式サイト | https://www.sbbit.jp/ |
- タイアップ記事を編集して提供できる
- さまざまな段階のリードを獲得できる
- ホワイトペーパーを単に掲載する以上の効果に期待が持てる
ビジネス+ITは、編集部員が第三者の視点からタイアップ記事を書き、企業の製品・サービス紹介などを行います。
ホワイトペーパーを載せるだけのケースよりもリード獲得がしやすく、関心の高い顧客を確保できます。
さまざまな段階でのリードを得られるほか、集客数につなげていくようなリード獲得が目指せるのも特徴です。
マーケメディア
運営会社 | 株式会社マーケメディア |
所在地 | 東京都品川区上大崎 2-13-30 oak meguro 5F |
公式サイト | https://www.marke-media.net/ |
- 成果報酬型のリード獲得を行う
- リードを取得できる項目が豊富にある
- リーズナブルにリードの獲得が目指せる
マーケメディアは、成果報酬型でリード獲得を行っていくサービスです。最も安いものでは1件3,500円の単価で獲得できるなど、リーズナブルにリード獲得を目指せます。
実際に取得できるリードの項目も多く、新たに営業の開拓を行うにあたって、よりアプローチのしやすいやり方が行えるようになります。
メディアレーダー
運営会社 | 株式会社アイズ |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-12-22 渋谷プレステージ7F |
公式サイト | https://media-radar.jp/ |
- マーケティングの資料を無料でダウンロードできる
- リード単価の設定が行える
- リード獲得につながった場合のみ費用が生じる
メディアレーダーは初期費用などが発生せず、リード獲得につながった時に費用が生じる仕組みとなっているサービスです。
マーケティングの資料を無料でダウンロードできる一方、資料請求の際にはアンケートへの回答が必要なため、興味関心が強い企業がダウンロードを行えるようになっています。そのため、見込み客としての可能性を感じさせる顧客のみを見つけ出すことが可能です。
リード獲得メディアの主な種類
リード獲得につながるメディアには種類が複数存在します。ニュースサイトを始め、幅広く訴求できるものからよりターゲットを絞り込めるものまで多彩です。
ニュースサイト
ニュースサイトは広範囲に情報を発信できるのが特徴です。扱う題材によって、特定の業界・ユーザーにターゲットを絞っていくことができます。
特定のターゲット層のリード獲得を目指す場合、その層が興味関心を引くような話題を記事にして配信をすることで狙っていけます。
特定のジャンルに絞った媒体も少なくなく、見込み客を見つけやすくなるでしょう。
ホワイトペーパー・資料ダウンロードサイト
ホワイトペーパー・資料ダウンロードサイトは、各種企業のホワイトペーパーやサービスに関する資料をダウンロードできるサイトを指します。
ダウンロードをするにあたり、会員登録が必須となるため、企業の担当者に関する情報などを把握できます。
すると、どのような企業が見込み客となりそうかがわかるので、貴重な情報を手にできるのです。
ビジネスマッチングサイト
ビジネスマッチングサイトはビジネスの利害が一致する企業につなげてくれるサイトを指します。
例えば、自分たちの会社でやりたいことがあっても、なかなか実現しないことがあります。
ビジネスマッチングサイトを利用すれば、利害が一致する企業が見つかりやすく、新たなサービスにつながることも出てくるでしょう。
マッチングが成立して成果報酬の対象となる形態が多く、成果が出るまでは報酬が発生しない仕組みも企業側にとって魅力的です。
リード獲得にWebメディアを活用するメリット
リード獲得を目指すにあたり、Webメディアを活用するメリットがいくつも存在します。
効果的にリード獲得を目指せることやメディアを利用することで安心などを得られやすくなるといったことが想定されます。
関連性の高いターゲットにリーチできる
Webメディアによっては特定の題材を中心にニュースの配信を行うため、その題材の情報収集を行いたい読者からの認知を得られやすくなります。
見込み客が多そうな専門の媒体を選定して、アプローチを行うことで、効率的にリード獲得を目指せます。
事業と関連性のあるメディアを選ぶ時点で、特定のターゲット層に向けてリーチがしやすくなり、いきなり専門的な話題を投げ込んでもいい反応が得られやすくなるのです。
Webメディアによっては、セグメントの指定で企業の上位層に絞ったリード集めもできるので、メディア間での比較検討も欠かせません。
企業としての信頼感を向上できる
Webメディアを介することで、情報に信ぴょう性が出やすく、企業としての信頼感が向上するでしょう。
当事者が必死にアピールするよりも、第三者が冷静に解説してメリットを紹介した方が読者としては信頼しやすいと言えます。
Webメディアに対する信頼度はメディアとしての実績や正確さ、中立的な姿勢などで左右されるでしょう。
これらが備わったメディアを活用することで、信頼というお墨付きが得られ、リード獲得を目指しやすくなります。
効率よくリード獲得できる
効率的にリード獲得を目指すのにWebメディアの活用がおすすめです。
リード獲得に向けてゼロからコンテンツの用意を行うのは大変であり、何かしらの助けが必要です。
いかに効率的にリードを集めていくかが重要な中、SaaS企業ならではの効率的なリード獲得は大きな助けとなるでしょう。
Webメディアによっては、予算に応じてコンテンツの準備やリードのリスト作りなどを行い、効率的なリード獲得をサポートします。
近年は新型コロナウイルスの流行以降、リードジェネレーションのやり方にも変化が出ている状況です。
今までは対面でのセミナーや展示会などリアルイベントでの接点を通じてリード獲得を図るオフラインの手法が一般的でしたが、近年は若干難しい状況にあると言えるでしょう。
そのため、ウェビナーや動画の活用、電話営業などオンラインでの活動が必須の時代となりつつあります。
メディアの活用という施策を実施することで、オンライン上でのリード獲得が行えます。
リード獲得にWebメディアを活用するときの注意点
リード獲得を目指す際、Webメディアを活用する際にはいくつかの注意点があります。
コスト面や費用対効果などデメリットになりえるケースも出てくるのです。ここでは、Webメディアを活用する際の注意点をまとめました。
掲載費用がかかる
Webメディアを利用する際には、掲載費用が掛かる点に注意が必要です。
Webメディアに広告や記事を掲載するとなると費用がかかります。その料金は、会員数の多さやページビュー数、ニーズなどで変化します。
多くの会員数を抱え、多くの人に見てもらえる媒体だと、費用もかかりがちです。
あまり広告にお金をかけたくない企業からすると、むやみに手を出せないケースも出てきます。
情報が埋もれる可能性がある
特定のターゲット層に向けて専門的なメディアに広告などを掲載した場合、同業他社が同じようにコンテンツを載せると、情報が埋もれる可能性が出てきます。
同じような情報が出てきて、差別化が図れない場合、おのずと情報は埋もれやすくなるでしょう。
掲載を検討する際には、時間をかけて戦略を立て、今後の展開を踏まえたコンテンツ作りが重要です。
ただ闇雲にメディアに掲載をすればリード獲得ができるわけではないため、注意が必要です。
成果が保証されない場合がある
現状では、リード獲得の件数など成果が保証されない場合が存在します。
ホワイトペーパーや資料がダウンロードされない、肝心な情報を入力してくれないといったことがあると、リード獲得にはつながりません。
多くのメディアは契約前の時点で、リード獲得に向けた具体的な件数を示すものの、実際に実現するかはやってみなければわかりません。まして、その件数を保証してくれるケースは決して多くはないでしょう。
リード獲得のために契約するよう、メディア側があの手この手で営業活動を行ったとしても、必ずしもその通りになるかはわからないので、その点にも注意が必要です。
獲得できるリード数を増やすポイント
リードの獲得件数を増やしていくには、主に3つのポイントが必要となります。
いずれのポイントも、より具体的に、解像度を高めていくのに欠かせないものです。
目的やターゲットを明確にする
そもそもなぜリード獲得を目指すのかという目的や、ターゲットをどこに定めるのかを明確にすることが求められます。
リード獲得の目的・ターゲットは最終的に目指すゴールが明確でないと定めにくいものといえます。目的が曖昧だと、自社の目標達成に適切な施策を選べません。
どこをターゲットにするのか、できる限り明確に定め、そのターゲットが利用するであろうメディアなどに絞って施策を実行することで、リード獲得につながりやすくなります。
目的に適したメディアを選ぶ
ターゲットを明確に定めたら、そのターゲットにどのようなアクションを取らせたいかを決めておくことが大切です。
特定のアクションを起こさせる状況を目指し、メディアを選定することが求められます。
例えば、市場理解が進むようなコンテンツを作って読者の興味を引き立てることや、SEO記事などを作成してサービスなどへの関心を強める状況へ誘導することもできます。
なぜメディアを利用するのかを明快にし、目的にマッチしたメディアを選べば、結果に結びつきやすくなるでしょう。
効果測定をしPDCAサイクルを回す
メディアを利用したらすぐにリード獲得につながるとは限りません。まずは1回試しに実施して、改善を図っていく中で精度を高めていくことが可能です。
例えば、検索エンジンからの流入増加を目指す場合、リスティング広告の活用は重要です。
どのような文言だとより流入しやすくなるのかを、データを収集する中で検討し、戦略を構築して対策を立てていくことが欠かせません。
リスティング広告では表示回数やクリック率などをチェックして効果測定を行いながら、試行錯誤を行う必要があります。
記事広告の場合も同じように効果測定を行い、改善を少しずつ図っていくことが大切です。
自社でできるリード獲得方法
外部のメディアを活用しなくても、自社で行えるリード獲得方法が複数存在します。
ここでは、自社でできるリード獲得方法を解説します。
オウンドメディア運営
オウンドメディアを運営することで、リード獲得につなげられます。
オウンドメディアの運営によるリードナーチャリングでは、まずターゲットを絞り込み、ターゲットの視点に立ったアプローチ、テーマの設定が求められます。
検索エンジンから流入する人たちは、検索目的を満たせばすぐに離脱してしまいます。
ターゲットにマッチしたコンテンツを作り、接点を増やしていく中で見込み客を増やしていくことが可能です。
SNS運用
SNSを活用していく中で、リード獲得を図ることができます。すぐに活動ができるほか、管理さえしっかりと行えば、ローリスクローコストでの運用も可能です。
SNSを通じてメールアドレスを登録してもらい、メールを送ってナーチャリングを行っていく手もあります。
SNSを活用してリード獲得を行うSNSマーケティングは一般的な手法であり、どのSNSを選択すればより効果を得られるかという形で検討を進めるケースも目立ちます。
ネットがリアルの世界に与える影響力が増しているとされる事例が相次いでいるからこそ、SNSを有効活用していく必要があるでしょう。
プレスリリース
プレスリリースは、企業の情報をニュースとして提供し、メディアが取り上げやすい形にしたものです。
プレスリリースによって情報が拡散されやすく、ピックアップするメディアの影響力も相まって、信頼度の高い情報として相手が受け入れやすくなります。
安心感につながると、商談の際にも有効であり、スムーズなやり取りにつながりやすいでしょう。
プレスリリースに関してはマーケティングの担当が執筆などを行い、活用していくのがおすすめです。
これは広報の機能・ツールとしてプレスリリースを利用するのではなく、リード獲得のために利用するので、マーケティングの要素を盛り込む必要があるからです。
プレスリリースをうまく活用することで、想像以上の成果がもたらされることもあるため、積極的な活用がおすすめです。
広告出稿
広告を出稿する形でリード獲得を目指すことができます。リード獲得広告では、ランディングページを用意しなくてもすぐに集客が行えるため、SNSでの広告出稿に用いられます。
スピーディーにリード集めが行えるのが魅力的で、Facebookのリード獲得広告ではFacebookに登録された情報が自動的に入力されます。
入力の手間が省ける分、アクションを起こしやすい状態となるため、リード獲得を目指す際に活用したい手法です。
まとめ
リード獲得は自社でも行える一方、メディアを活用することでより獲得しやすくなります。
各メディアが持つ強みも異なるため、条件面とセットで比較検討を行っていきましょう。
まずはリード獲得の目的をはっきりとさせ、効果的な手法・メディアを活用していきましょう。