Googleで検索上位になるにはどうすれば?基本情報や方法を紹介

google検索上位

Webサイトを運営している方の多くは、狙ったキーワードで検索上位に表示されたいと思っているでしょう。

しかし、検索上位に表示させることは簡単なことではありません。

そこで今回は、Googleの検索順位の仕組みや、検索で上位に上げる方法を紹介します。

自分のコンテンツがなかなか検索上位に表示されず悩んでいる方は、ぜひ今回の記事をチェックしてみてください。

目次

検索上位に表示されることで得られるメリットとは?

検索上位に表示されるメリットとして、次の2つが挙げられます。

  • 多くの人にアクセスしてもらえる
  • 広告収入につながる

それぞれどのようなメリットなのか、1つずつ見ていきましょう。

多くの人にアクセスしてもらえる

検索上位に表示されると多くの人に見てもらいやすくなり、アクセス率も高くなります。

事実、2020年にドイツのSISTRIX社が発表した検索結果におけるクリック率のレポートによると、以下のような結果が出ています。

  • 第1位:28.5%
  • 第2位:15.7%
  • 第3位:11.0%

第4位以降は1桁台のクリック率となり、いかに上位表示されるほどクリックされやすくなるのか把握できるでしょう。

また、基本的には2ページ目以降に表示されるコンテンツが閲覧されることは、ほぼないと考えられます。

そのことを含めると、狙ったキーワードで1ページ内にコンテンツが表示されていないのであれば、大幅な改善が必要ということになります。

利益につながる

多くの人にアクセスしてもらえれば、自社の商品を購入してもらったり、サービスの問い合わせをしてもらったりなど、会社の利益につながります。

特にECサイトの場合は商品が売れることが重要となるため、検索上位に表示されるようになれば、大きな利益をもたらしてくれるでしょう。

また、検索上位に表示されるようになることで商品・サービスの知名度の向上やブランディングといった効果があります。

広告としての役目も果たしてくれるからこそ、広告費に対しての予算を減らせるようになるでしょう。

Googleの検索順位の仕組み

検索上位になる方法を知る前に、まずはどのようにして検索上位になるのか、Googleの検索順位の仕組みを把握することから始めましょう。

Googleの検索順位の決定は、以下の流れで行われます。

  1. クロール
  2. インデックス
  3. ランキング

クロール

最初のステップは、インターネット上に存在する情報を探すことです。

Googleも含め、検索エンジンは、クローラーと呼ばれる巡回ロボットが世界中から情報を探します。

Googleの場合は、Googlebotという巡回ロボットが毎年1兆を超えるページを巡回していますが、最もクロールされるのはWebサイトの玄関口であるトップページです。

トップページからアクセスしてサイト内のリンクからリンクへ巡回するという流れで探しており、各情報を読み取っています。

この際、外部のサイトからリンクされていると、クローラーが自社のWebサイトに移動しやすくなり、優良なコンテンツと評価してもらいやすくなります。

ただ、Googleはインターネットにあるページのすべてを巡回しようとすることから、新しく開設したWebサイトはすぐに見つけてもらえませんので、どうしても開設したばかりのWebサイトはGoogleの検索順位に掲載されるまでにある程度の時間がかかってしまいます。

インデックス

インデックスでは、クローラーが探した情報をGoogleが持っているデータベースに登録します。

ただ登録するのではなく、キーワードや情報の鮮度、ユーザーが求めていることとの関係性などを考慮します。

検索エンジンで検索するという行為は、このデータベースから探すことを指しており、登録されないと上位にならないどころから検索結果自体に表示されません。

検索エンジンのデータベースはすべて登録されるわけではなく、低品質なページは登録されない仕組みです。

具体的には、URLが違うにもかかわらず中身が同じページや、ユーザーをだまして特定のページへ誘導させるようなページは低品質なものであり、データベースに登録されないでしょう。

ランキング

データベースへの登録が終わると、そのデータをベースに順位を決めます。

順位はPageRankと呼ばれるアルゴリズムの総合得点によって決まっており、ユーザーの利便性を高める目的で常に変動しています。

例えば情報の鮮度は順位に影響を及ぼすものであり、鮮度が落ちるほど順位も下がりやすくなってしまうため、定期的に新しい情報にしなければなりません。

Googleで検索上位になる上で覚えておきたいこと

Googleで検索上位に表示させるよう目指す際には、覚えておきたいことがいくつかあります。

コンテンツの質を高める際にも役立つため、この機会に覚えておきましょう。

Needs Met

Needs Metとは、ユーザーの検索ニーズを満たしているかどうかの評価基準です。

ユーザーの知りたいことに対して、的確かつ分かりやすく答えられているかどうかということであり、このことはGoogleによるガイドラインであるGoogle General Guidelinesにも掲載されています。

Needs Metは、以下の5つの段階に分かれています。

  1. Fully Meets:他の結果を必要としないほど、ほとんどのユーザーが満足する状態
  2. Highly Meets:クエリの意図にマッチしており、多くのユーザーのニーズを満たしている状態
  3. Moderately Meets:やや情報が古かったり権威性があまり無かったりなどの欠点はあるものの、ある程度のニーズを満たしている
  4. Slightly Meets:品質が低かったり不正確な部分があったりする状態
  5. Fails to Meet:ほとんどもしくは全くユーザーのニーズに応えられていない状態

上位のものほどユーザーのニーズを満たしていることになります。

もし自分のコンテンツがSlightly MeetsやFails to Meetに当てはまっているようであれば、早急にコンテンツを作り直したりnoindexタグを使ったりするなどの対処をしましょう。

E-A-T

E-A-Tは良いコンテンツが何なのかを定める評価指針の1つであり、以下の3つの頭文字で組み合わさった造語です。

  • Expertise:専門性
  • Authoritativeness:権威性
  • Trustworthiness:信頼性

上記3つを意識してコンテンツを作ることで、質の高いものを作りやすくなります。

E-A-Tが重要視されている理由としては、低品質なコンテンツの量産を避けることが挙げられます。

過去に売上やWebサイトへのアクセス数を稼ぐ目的で質の高い記事を大量生産し、検索順位を上げるという方法が用いられていました。

しかし、健康や金融など人生に関わるコンテンツまで低品質なものが登場してしまい、社会問題にまで発展しました。

また、低品質なコンテンツは、広告をクリックしてもらって収益を得るというGoogleのビジネスモデルにも悪影響を及ぼすこともあり、E-A-Tが重要視されるようになったのです。

UI・UX

検索上位に表示してもらうためには、UIやUXにも力を入れましょう。

UIとはユーザーインターフェースの略で、ユーザーにとってWebサイトやWebページの見た目や使いやすさを指します。

一方、UXとはユーザーエクスペリエンスの略で、WebサイトやWebページを利用するユーザーの体験の質を指します。

UIやUXに力を入れることは重要で、質の高いコンテンツが揃っていてもWebサイトが使いにくいとすぐに離脱されてしまったり、ネガティブな印象を与えてしまうこともあります。

WebサイトやWebページとしての価値も下がってしまうため、検索上位に表示させたいのであれば、UI・UXの向上は必須と言えます。

YMYL

YMYLとはYour Money or Your Lifeの頭文字で成り立つ略語であり、人々のお金や人生といった大きな影響を与えるトピックやテーマのことを指します。

具体的には、以下のようなジャンルが挙げられます。

  • ニュース
  • 公共サービス
  • 法律
  • 金融
  • 健康
  • EC
  • 人種
  • 宗教
  • 大学
  • 就職

YMYLに当てはまるジャンルはほかのジャンルと比較して上位表示の難易度が格段に上がりますが、質の高いコンテンツとそのジャンルに関する権威性を示すことができれば、検索エンジンで表示できる可能性も高まります。

Googleで検索上位になるための方法

Googleで検索上位に表示させる方法としては、上記で紹介したことを活用するだけではなく、次のようなことも挙げられます。

  • 丁寧にキーワードを選定する
  • ニーズを満たすコンテンツを定期的に作る
  • クローラビリティを改善する
  • ユーザビリティを改善する

それぞれどのような方法なのか、1つずつ解説します。

丁寧にキーワードを選定する

質の高いコンテンツを作るためには、キーワードの選定が重要です。

キーワードを選定する流れとしては、以下のとおりです。

  • 自分のWebサイトで狙うべきキーワードの候補を探す
  • 候補の中からコンテンツ化したいキーワードを絞り出す
  • 検索ボリュームやニーズなどを踏まえつつ、コンテンツを作る優先順位を決める
  • 絞り込んた1つのキーワードを使って1つのコンテンツを作る

キーワードはどのようなコンテンツを作るのか決める上で重要なものとなるため、なんとなくで決めるのはおすすめできません。

検索ボリュームやターゲットのニーズ、トレンドなどを踏まえて丁寧にキーワードを選定しましょう。

ユーザーの役に立つ質の高いコンテンツを定期的に作る

Googleの検索結果の上位に表示させるためには、ユーザーの役に立つ良質なコンテンツを定期的に投稿することが大切です。

ユーザーの役に立つ良質なコンテンツというのは、ユーザーが気づいてないような潜在ニーズに応えているコンテンツや専門性の高いコンテンツなどが挙げられます。

高品質なコンテンツが揃うことでWebサイト全体の評価が高くなり、検索結果の上位に表示されやすくなる、他のサイトに被リンクもらえる、などのメリットを享受できます。

クローラビリティを改善する

クローラーが巡回してもらいやすくするために、クローラビリティを改善しましょう。

具体的には、以下のような改善方法が挙げられます。

  • 質の高い被リンクを増やす
  • Webページの読み込みスピードを速くする
  • サイト内のリンク構造を見直す
  • XMLサイトマップを作ってGoogle側に送る
  • パンくずリストを設定する

クローラビリティを改善することでクローラーがページを見つけやすくなり、コンテンツの内容を理解してもらいやすくなります。

ユーザビリティを改善する

検索結果の上位に表示されやすくしたいのであれば、ユーザビリティの改善も重要です。

ユーザビリティもGoogleが重視している要素の1つであり、ユーザーが使いやすいようなWebサイトにすることで、検索上位に表示されやすくなるでしょう。

具体的な改善策として、レスポンシブデザインを採用してスマホでも読みやすいWebサイトにしたり、適切なフォントのサイズにしたりなどが挙げられます。

どうしても検索上位にならない場合は原因を調べよう

検索上位に表示させる方法はさまざまありますが、それでもなかなか表示されないこともあるでしょう。

もしそうであるならば、その原因を調べることから始めましょう。

主な原因としては、以下のとおりです。

  • コンテンツの内容がユーザーの検索意図に沿っていない
  • 狙っているキーワードが不明瞭
  • キーワードの競合性を把握していない
  • コンテンツとしての質が悪い
  • Webサイトを開設したばかりでクローラーが巡回していない
  • Googleからペナルティを課されている

基本的になぜ検索上位に表示されないのかGoogle側が教えてくれることはないため、可能性のありそうな原因から調べて解決していくのがおすすめです。

例えばコンテンツが問題ならば、情報を最新のものに入れ替えたり画像や表などで分かりやすくしたりすることで、検索上位に表示されやすくなるかもしれません。

Googleで検索上位になる方法は多様にある

Googleの検索上位になることでアクセス数が増えたり、売上増加につながりますが、誰でも簡単に上位に表示できるわけではありません。

E-A-Tを踏まえてコンテンツを作ったり、クローラビリティを改善したりなど、さまざまな工夫をすることで上位に表示されやすくなるのです。

もし自分のWebサイトのコンテンツが思うように検索上位に表示されないのであれば、この記事を踏まえてメディアの運営方法を見直し、改善すべきところがないかチェックしてみると良いでしょう。

記事スナイパーはオウンドメディア構築の経験も豊富。

ただ記事を大量生産するだけではなく、マーケティング分析とSEOの知見をかけ合わせ、ターゲットに「刺さる」オウンドメディアの構築をおこないます。

もちろん、記事執筆のご依頼もお受けしますので、1記事からでもご相談ください。

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