Google砲とは一体何?メリットや撃たれる6つの条件などを解説

Google砲とは

GoogleのアプリやGoogle Chromeのトップには、自分の興味や関心のあるジャンルに関した記事が紹介されていることがあります。

そこに表示されているものはGoogle砲で選ばれた記事ですが、具体的にGoogle砲がどのようなものなのか分からない方もいるかも知れません。

そこで今回は、Google砲の基本情報や、Google砲を撃たれることで得られるメリットなどを紹介します。

目次

Google砲とは?

Google砲とは、GoogleのアプリやGoogle Chromeのトップに自社コンテンツが掲載されることにより、アクセス数が短時間に増加する現象のことです。

似たようなものとして、グノシー砲やスマニュー砲などもありますが、掲載されるメディアの名前が異なるだけで特徴は同じです。

Google砲が登場した理由

Google砲は2019年から幅広いメディアで使われている集客方法の1つですが、登場した理由としては最新の情報をユーザーへ届けるために作られたとされています。

GoogleやYahoo!のような検索エンジンは、SNSと比べて最新情報の取り扱いに弱いという欠点がありました。

その欠点を克服するために登場したのがGoogle砲であり、SNSのように最新の情報をユーザーに届ける役割を果たしています。


Google砲とSEOの関係性

Google砲を知る上では、SEOのことも把握しておいたほうが良いといえるほど重要な関係です。

SEO最適化よってコンテンツの質を高めることにより、Google砲として掲載されやすくなります。

反対にSEOのことを考えずに低品質なコンテンツばかり作っていると、その分Google砲に狙われにくくなり、狙っているキーワードの検索上位にも表示されにくくなるでしょう。

ただし、SEOに力を入れれば必ずGoogle砲に狙われるとは限りません。

あくまで可能性が高くなるだけであるため、SEOに力を入れたことで得られた副産物と考えてコンテンツ制作に取り組むのがおすすめです。

Google砲を撃たれるメリット

Google砲を撃たれるメリットとしては、次の5つが挙げられます。

  • アクセス数が増える
  • SNSで拡散されやすくなる
  • 被リンクを獲得しやすくなる
  • SEOとは違うユーザーを獲得しやすくなる
  • マネタイズにつなげられる可能性がある

それぞれどのようなものなのか、1つずつ見ていきましょう。

アクセス数が増える

Google砲における最大のメリットとして、アクセス数の増加が挙げられます。

GoogleアプリやGoogle Chromeのトップページに表示される上に、表示されるものはユーザーが関心のあるジャンルの記事であるため、気軽にアクセスしてもらいやすいでしょう。

幅広いコンテンツが表示されるからこそ、検索するよりも低いハードルでユーザーにコンテンツを見てもらいやすくなります。

SNSで拡散されやすくなる

Google砲によって掲載される記事は、トレンドに沿った内容のものが多い傾向です。

そのことから、思わず拡散したくなるというユーザー心理が働くと考えられています。

SNSでコンテンツが拡散されれば、その分多くの人に注目されやすくなり、結果としてアクセスしてもらいやすくなるでしょう。

被リンクを獲得しやすくなる

SNSで拡散されたり、他のメディアで取り上げられたりすることにより、被リンクを獲得しやすくなります。

どのようなサイトの被リンクでも効果的というわけではありませんが、上質な被リンクの獲得であれば、自社サイトの評価を上げる要因となることから、SEOとして効果的です。

そもそもGoogle砲に撃たれるコンテンツは、ユーザーのニーズにマッチしているものであり、個人ブログで取り上げられやすく、被リンクを獲得しやすい条件がそろっています。

Google砲に撃たれやすいコンテンツを目指して作るほど、被リンクを獲得しやすくなるコンテンツになるといえるでしょう。


SEOとは違うユーザーを獲得しやすくなる

Google砲は、GoogleアプリやGoogle Chromeを見ただけのユーザーに対しても積極的にコンテンツを紹介する方法を用いています。

そのため、調べないものが決まっていないユーザーからもアクセスしてもらいやすくなります。

SEOのように何か調べている人に対して情報を届ける方法とは異なるからこそ、SEOとは違うユーザーを獲得しやすくなり、自社コンテンツの新規ファンの獲得にもつなげられるでしょう。


マネタイズにつなげられる可能性がある

Google砲によるアクセスの増加は一時的なものですが、そこから上手く次の施策へつなげることができれば、マネタイズとしても活用できます。

もしGoogle砲のことを考えるのであれば、一過性のアクセスをどのように収益につなげるのかということも考えておくのがおすすめです。

例えばメールマガジンの登録へ促すことができれば、見込み客として自社の商品の魅力を継続的に伝えられたり、サービスに対して問い合わせしてもらったりなどの効果が得られるかもしれません。

Google砲に撃たれるための6つの条件

Google砲は、どのようなコンテンツでも撃たれるわけではありません。

最低限、以下の条件を満たしておく必要があります。

  • Googleニュースのポリシーを守っている
  • Googleのインデックスに登録されている
  • コンテンツがトレンドに合っている
  • ユーザーが求めていることをコンテンツに含めている
  • 適切な画像を用いている
  • サイトがきちんと作り込まれている

それぞれどのような条件なのか、1つずつ詳しく見ていきましょう。

Googleニュースのポリシーを守っている

Google砲によって多くの人に見てもらうためには、Googleニュースのポリシーを守っている必要があります。

簡単にまとめると、次のとおりです。

・危険なコンテンツ
・不正行為
・ハラスメント コンテンツ
・ヘイト コンテンツ
・操作されたメディア
・医学 / 医療に関するコンテンツ
・テロに関するコンテンツ
・露骨な性表現を含むコンテンツ
・暴力や残虐行為
・下品な言葉や罵倒語

引用元:Google ニュースのポリシー – パブリッシャー センター ヘルプ

どれだけ質の高いコンテンツであっても、テロに関するコンテンツや露骨な性表現のあるコンテンツはGoogle砲として狙われません。

また、医学や医療に関するコンテンツの場合、科学的または医学的な統一見解とエビデンスと照らし合わせた際に、矛盾または反する内容のコンテンツであった場合はGoogle砲の対象とはならないため、注意しましょう。

Googleのインデックスに登録されている

Google砲に狙われるためには、Googleのインデックスに登録されていることも重要です。

そもそもインデックスに登録されていないと、検索結果に表示されず、上位に表示されません。

そうなるとGoogle砲にも狙われないため、もしGoogle砲でコンテンツを掲載されたいのであれば、コンテンツの公開してからGoogleのインデックスに登録されるまで待ちましょう。

別の方法として、GoogleサーチコンソールのURL検査ツールを使ってインデックスを促す方法も有効的な手段です。

コンテンツがトレンドに合っている

別の項目で紹介したように、Google砲が登場した理由は、最新情報をユーザーへ届けるためです。

そのため、コンテンツがトレンドに合っているかどうかも重要になります。

Google砲に狙われたいのであれば、コンテンツを作る際に今のトレンドにつなげられる内容かどうか確認しながら作るのがおすすめです。

トレンドとつなげられる内容ならば、現在とこれからのトレンドを踏まえてコンテンツを作ることで、Google砲に撃たれやすくなるでしょう。

ユーザーが求めていることをコンテンツに含めている

コンテンツを作る際には、Google砲のことばかり考えるのはおすすめできません。

そもそも質の高いコンテンツというのは、ユーザーが抱える悩みや疑問を解消できるコンテンツのことを指します。

Googleニュースのポリシーを守ったりインデックスに登録したりすることも大切ですが、それと同時にユーザーが求めていることを含めたコンテンツかどうかチェックすることも大切です。

そのことから、過去のコンテンツを修正してユーザーのニーズのことを考えたコンテンツにすることで、Google砲に撃たれる可能性もあるでしょう。

適切な画像を用いている

適切な画像を用いることも、Google砲のことを考えると大切です。

Googleでは、ユーザーの満足度を高める目的で、質の高い画像を使うことを促しています。

そのため、適当に画像を選ぶのではなく、できる限り高品質な画像を使うようにしましょう。

高品質な画像を使うことで、Google砲でおすすめ記事やGoogle Discoverに掲載された際、クリックしてもらいやすくなります。

サイトがきちんと作り込まれている

サイトを作り込むこともGoogle砲の確率を高めることにつながります。

例えばサイトを視覚的に作り込んだり、構成や記事のまとめ方をきれいにまとめたりするなどの工夫があります。

ユーザー目線で使いやすいサイトにすることにより、Google砲に撃たれやすくなるでしょう。

Google砲を確認する2つの方法

Google砲を確認する方法としては、Google Analyticsを使った方法とGoogle Search Consoleを使った方法の2つが挙げられます。

どちらも無料で利用できるため、双方チェックして自分に合った方法で確認してみましょう。

Google Analyticsを使った方法

Google Analyticsを使う場合、以下の手順で確認してみましょう。

  1. Google Analyticsのメニューからユーザーを選び、概要をクリックする
  2. 瞬間的にアクセス数が高くなっていないか確認する
  3. 高くなっている場合、参照元にdiscover.google.comがあるか確認する

上記の方法で調べてdiscover.google.comがあった場合、Google砲に撃たれてアクセス数が急増したといえます。

Google Search Consoleを使った方法

Google Search Consoleの場合は、以下の手順でチェックしましょう。

  1. Google Search Consoleのメニューから検索パフォーマンスを選ぶ
  2. 検索結果もしくはDiscoverを選んで確認する

検索結果を選ぶと通常の検索エンジンからの合計クリック数や表示回数などが確認でき、DiscoverではGoogle砲経由でのクリック数や表示回数を確認できます。

なお、検索パフォーマンスを選んで画面上にDiscoverが無い場合、あまりGoogle砲経由のアクセスが無いと考えられるでしょう。

高品質なコンテンツでGoogle砲の条件を満たそう

今回は、Google砲の基本情報や撃たれることで得られるメリットなどを紹介しました。

Google砲はGoogleのアプリやGoogle Chromeでおすすめ記事やGoogle Discoverに記事が掲載されて、アクセス数が短時間に急増することを指し、SNSで拡散されたり被リンクを獲得しやすくなったりなどのメリットがあります。

どのような記事でもGoogle砲に狙われるわけではありませんが、この記事で紹介した条件を踏まえた上で、Google砲に撃たれそうな高品質なコンテンツを作ってみましょう。

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