SEO会社の選び方|Google推奨の方法や失敗を防ぐ注意点

SEO会社を選ぶときは、自社内で確認しておくべき内容と、SEO対策会社に求める技術を知っておく必要があります。

本記事では、SEO対策のため外注依頼をしたいけれど、どのように選ぶべきかよくわからない方に向けて、選び方のポイントや注意点を解説しました。

Googleが推奨しているSEO会社の選び方や、悪質業者の手口なども紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

SEO会社を選ぶ前に自社で確認すること

SEO会社を選ぶ前に、自社内で確認することがあります。

以下の項目を確認しておくと、無駄な施策を打ち出す可能性が減り、スムーズにSEO会社と連携できるようになります。

自社で確認すること
  • SEO対策が必要な理由
  • 自社サイトの課題
  • 予算
  • 期間
  • 情報提供の準備
  • SEO業者が手伝える範囲と自社リソースのバランス

SEO対策で失敗しないために最も大切なステップともいえるので、ひとつずつ見ていきましょう。

SEO対策が必要な理由

まずはじめに、SEO対策が自社に必要な理由を明確にしましょう。

そもそもSEO対策が必要な理由とは、自社サイトを検索上位に上げて、ターゲットとなるユーザーを集めるためです。

SNS集客のほうが効果的な客層もあるため、自社商品のユーザーがSEOで集客できる層なのか明確にするべきです。

例えば大手企業であるローソンやシャープは、Twitterアカウントによる発信で、若い女性に人気を集めています。

特にシャープの公式Twitterはフォロワー数が83万人と非常に多く、2022年10月の投稿には約1万件のリツイートと8万以上のいいねが付きました。

商品開発のアンケートや、ユーザーとの交流にも、SNSは大きな役割を果たしています。

一方でバズることだけを求めると、一時的な宣伝にとどまり、継続しての集客にはつながりづらい事例があります。

対してSEOは広告代がかからず、実施する期間が長いほど継続的に効果が出るWEBマーケティング。

Twitter利用者数4,500万人と比べて、Googleの利用者数は6,624万人と多いため、より多くのユーザーにアプローチすることができます。

競合と比べたときの自社の特色を考えて、ベストな集客方法を決定してください。

自社サイトの課題

自社サイトの課題を明確にしておきましょう。

自社サイトの課題例
  • 自社の顧客層ではないユーザーを集客してしまっている
  • 目的やゴールにつながっていない
  • そもそもアクセスがない

ターゲットや目的が決まっていないと、必要な対策が定まりません。

すでに持っている自社サイトの課題が明確であれば、SEO会社との面談がスムーズに進みます。

例えばコンテンツが十分にそろっているなら、ライティング指導のサポートではなく、既存記事の改修による更なる順位UPや、被リンク獲得の施策が必要になるかもしれません。

目的やゴールなどの課題を社内で共有し、SEO対策の方向性にブレがないようにしましょう。

予算

費用相場や見込める利益などから、適切な予算を決めておきます。

外注費は安く済ませたいのが正直なところだと思いますが、SEO対策の相場を知ってから設定しておかないと、悪質業者に引っかかる場合があります。

1顧客あたりのコストと、目標とする獲得数に応じて予算を配分しましょう。

SEO対策の費用相場については、ページ下部でも解説していますので、よければご覧ください。

期間

SEO対策にかけられる期間を決めておきましょう。

継続的な施策によって効果を上げていくSEO対策は、成果が出るまである程度の期間が必要です。

GoogleはSEOに関するページ内で、成果が出るまで4ヶ月から1年はかかると記載しています。

成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。

SEO 業者の利用を検討する

新規サイトの場合は最低でも1年かかるため、即効性を求めているなら、並行して別の方法を進めていくと良いでしょう。

情報提供の準備

SEO会社と面談する際に、提供する自社情報の準備をしておきましょう。

自社情報の例
  • 会社概要
  • 競合他社の情報
  • 自社の優位性
  • 過去の取り組み
  • 現段階で把握している問題点
  • 営業用のプレゼン資料

SEO会社に自社をより理解してもらう大事なステップであり、情報の濃度により提案内容に差が出ます。

社員にとっては当たり前の情報がSEO会社にとっては貴重な内容となるかもしれないので、ぜひ細かいところまで用意してください。

SEO業者が手伝える範囲と自社リソースのバランス

SEO業者が手伝える範囲を理解し、自社リソースとのバランスを把握しておきましょう。

どのようなサービスを提供しているSEO会社を選ぶかにもよりますが、基本的に丸投げでは完了しません。

例えばメディア運営をしていくなら、自社コンテンツを書くライターや、統括するディレクターが必要です。

ライティング代行サービスがある会社だとしても、自社コンテンツを作っていくにあたって相互協力は不可欠です。

SEO会社がどこまでサポートしてくれるのか把握し、自社の作業範囲と割けるリソースのバランスをみてください。

Google推奨!SEO対策会社の選び方

この項目では、Googleが推奨しているSEO対策会社の選び方について解説していきます。

大きく分けて次のようなステップを踏んでいきますので、ぜひ参考にしてみてください。

Google推奨のSEO会社選び方
  1. 時間がかかることを理解する
  2. 候補と面談し質問の内容を精査する
  3. SEO会社の過去顧客から成果を調査する
  4. サイト監査を依頼する
  5. SEO会社を決定する

時間がかかることを理解する

まず初めに、SEO業者の提案を実行して成果が現れるまで、時間と労力がかかると理解しましょう。

GoogleはSEO会社に外注するステップで、変更の実装には時間がかかると1番最初に記載しています。

変更に時間をかけるつもりがないなら、プロフェッショナルを雇う意味はありません。

SEO 業者の利用を検討する

即効性を求めるなら、リスティング広告など別の手法を選択したほうが良いでしょう。

候補と面談し質問の内容を精査する

次に、SEO業者の候補と面談し、質問してみて回答を精査してください。

以下のリストは、Googleが公表している効果的な質問からピックアップしたものです。

  • 過去の作業のサンプルと成功事例をいくつか紹介してもらえるか
  • Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に従っているか
  • どのような結果が期待されるかと、その日程、成果を測定する方法
  • 同業種での実績
  • 最も重視しているSEO技術

Google検索セントラル

さらにSEO業者から自社に対する質問もチェックし、クライアントの仕事に関心を持っているかどうかをはかります。

  • お客様のビジネスやサービスを特別で価値のあるものにしているのはどのような点ですか?
  • 対象顧客はどういった方々ですか?
  • お客様のビジネスはどのような方法で収益を上げていますか、また、検索結果をどのように活用していますか?

お互いに質問するなかで内容を精査し、SEO会社のスキルや信頼性を確認していきます。

SEO会社の過去顧客から成果を調査する

さらにSEO会社の過去顧客から、どのような成果を得られたか調査していきましょう。

Googleは、過去顧客がスムーズな連携や良好な成果を得られたかをチェックするように推奨しています。

とはいえ過去顧客を調べて問い合わせるのは膨大な労力がかかるので、口コミや評価をチェックするのが現実的といえます。

なかには根拠がない誹謗中傷のような口コミもあるため、その場合は参考程度にとどめておき、過去顧客が実際に得られた成果をリサーチしましょう。

サイト監査を依頼する

信頼性や過去の成果をチェックできたら、サイトの技術と検索機能の監査を依頼してみてください。

有料サービスの範囲内である可能性が高いですが、実施する価値は十分にあります。

サイト監査の依頼は、下記のような流れで進みます。

  • 実施する必要がある作業とその理由、および期待される成果の確認
  • Search Console でサイトへの読み取り専用権限をSEO 業者に付与
  • SEO会社が監査結果を提供する

Google検索セントラル

Googleは、SEO業者に読み取り専用権限を付与する際、書き込み権限は付与しないよう記載していますので、ご注意ください。

SEO会社のサイト監査結果について、Googleは下記のように警告しています。

候補は、改善内容について現実的に評価し、関連する作業の見積もりを提供できる必要があります。SEO 業者が「変更を行うことで、検索結果の最初のページに必ず表示されるようになります」などと言う場合は、他の SEO 業者を探してください。

SEO 業者の利用を検討する

ページ下部では他にも「SEO会社を選ぶ注意点」について解説していますので、あわせてご覧ください。

SEO会社を決定する

これまでの情報を元に、依頼したいSEO会社を決定します。

Google推奨の方法なので信頼性が高い選び方ですが、シンプルな重要事項に絞られているため、もう少し細かく知りたいかたもいるのではないでしょうか。

次の項目では、SEO会社の選び方について、さらに詳しく解説していきます。

SEO会社の選び方

SEO会社の選び方について、下記の6つに分けて解説していきます。

SEO会社の選び方
  • WEBマーケティングのノウハウがある
  • 自社ジャンルの知識がある
  • 自社ジャンルとSEO会社の実績がある
  • 担当者の報連相がしっかりしている
  • Googleアップデートなどの最新情報を把握している
  • 予算が合う

WEBマーケティングのノウハウがある

WEBマーケティング全般のノウハウがあるSEO会社を選ぶと、自社の状況に合わせたベストな選択が可能です。

SEO以外のWEBマーケティング例
  • 広告
  • メルマガ
  • SNS
  • ランディングページ
  • ウェビナー

サービスの情報提供ならウェビナーが適していますが、リピート率を高めたいならメルマガという選択肢もあります。

状況に合わせたマーケティング方法を選択するために、幅広いノウハウを持つ会社を選ぶと良いでしょう。

自社ジャンルの知識がある

自社ジャンルの知識があるSEO会社を選ぶと、コミュニケーションがスムーズです。

SEO会社によってジャンルの得意・不得意があるため、どの業界に精通しているのかチェックしておきましょう。

不動産や建設業などに強いSEO会社が、人材関係にも同じレベルの知見があるとは限りません。

業界の専門用語や商材の知識を備えているSEO会社なら、自社の課題共有もスムーズに進みます。

自社ジャンルとSEO会社の実績がある

自社ジャンルとSEO会社それぞれの実績があるかチェックし、信頼できる内容を公表しているところを選びましょう。

過去の実績は、SEO会社の技術レベルを測るにあたって重要な指標となります。

例えば自社が宿泊業なら、過去に同じジャンルの顧客で実績があるSEO会社を選びます。

自社ジャンル以外でも、YMYL分野で上位表示できているなら、SEO会社として高評価です。

YMYL(Your Money Your Life)とは、お金や健康、医療に関係する分野を指します。
Googleで上位表示するのが非常に困難なジャンルといわれています。

さらにSEO会社のオウンドメディアが検索上位に入っているかチェックし、かかった期間やおこなった施策なども聞いてみてください。

マーケティングやSEOの知識を検索し、上位表示されていれば信頼性が高いといえます。

このとき実績を非公開にしている会社は、判断基準が少なくなってしまうため、見送ったほうが良いでしょう。

実際に成果を上げた過去があるのは、高いノウハウの証明であるため、実績をチェックしてSEO会社を選んでください。

担当者の報連相がしっかりしている

担当者の報連相がしっかりしており、円滑なコミュニケーションがとれるSEO会社を選べば、スムーズに仕事を進められます。

SEO会社だと提案やプレゼンテーションの上手さに目が行きがちですが、日頃の報告や連絡をこまめに入れてくれるかは重要です。

アップデートなど突発的な事態が起こったとき、すぐ連絡してくれる担当者だと安心できます。

自社が求める報告頻度を決めておき、相手に伝えておくとストレスが生じないでしょう。

また、営業担当と実務担当が異なる場合があるため、事前に確認しておくのが無難です。

ただでさえSEOのジャンルは未知という方も多いと思いますので、不安感なく仕事できる担当者がいるSEO会社を選びましょう。

Googleアップデートなどの最新情報を把握している

Googleアップデートなどの最新情報を把握しているかどうかは、SEO会社を選ぶ重要な基準です。

Googleアルゴリズムアップデートとは、検索結果を算出する計算方法(アルゴリズム)の大幅な更新。

年間で2~4回おこなわれるGoogleアップデートは、検索上位に入る基準が大幅に変わることがあります。

そのため、昨日まで順位がついていた記事が圏外に飛ばされるという事態が起こります。

過去にはコンテンツの品質評価をするパンダアップデートや、スパムや低品質リンクのサイト評価を下げるペンギンアップデートがおこなわれました。

最新のGoogle傾向を把握して、施策の提案ができるSEO会社を選びましょう。

予算が合う

予算が合うSEO会社というのも、選ぶうえで重要なポイントです。

サイト規模や施策内容で予算は大きく変わるので、自社に合ったところを選びましょう。

しかし安さを優先しすぎると、期待した成果が出なかったり、必要な人手が調達できなかったりします。

サービス内容や相場を吟味したうえで、予算と合うSEO会社が選べればベストです。

とはいえ、SEOやWEBマーケティングに馴染みがない方にとって、費用目安や相場はまったく想像がつかないと思います。

そこで次の項目では、SEO会社の費用目安について、一覧表を交えつつ解説していきます。

SEO会社の費用目安

SEO会社の費用目安について、支払いタイプやサービスの種類ごとに一覧表でまとめました。

スクロールできます
種類コンサル(総合)コンサル(設計のみ)コンテンツマーケティング内部対策外部対策ツール販売
費用タイプ
固定報酬
一括支払い一括支払い
固定報酬
一括支払い成果報酬
固定報酬
一括支払い
固定報酬
費用目安10~100万円以上
※月額
10~100万円以上数千円〜30万円
※1記事あたり
10万円~100万円以上1万円~数十万円
※月額
無料
~60万円
※月額

それぞれの費用タイプについて、下記で見ていきましょう。

成果報酬型

成果報酬型は、上位表示された日付から費用が発生するタイプの支払い方式です。

順位に応じて費用が高くなりますが、上位表示を何位とするかは会社によるのでよく確認しましょう。

外部対策の会社に多い傾向ですが、被リンク売買はGoogleガイドラインに違反する行為のため、成果報酬型サービスは減少しつつあります。

一括支払い型

一括支払い型は、契約金額を一括で支払うタイプであり、コンテンツマーケティングの記事納品に多いです。

単発で支払うため、継続的な支出がない点はメリットといえます。

固定報酬型

固定報酬型はいわゆるサブスクリプションであり、月額や年額ごとに定額を支払うタイプです。

上位表示されるかどうかの成果は関係ないため、自社サイトの順位によって損得の感覚が大きく異なるでしょう。

途中解約は違約金が発生する場合があるため、要確認です。

SEO会社を選ぶ注意点

この項目では、SEO会社を選ぶ注意点について解説していきます。

残念ながらすべてのSEO会社が優秀というわけではないため、注意点を念頭に置いて、信頼に値するか見抜いていきましょう。

上位表示を安易に確約していないか

上位表示を安易に確約するSEO会社は、信頼性が低いといえます。

優秀な実績を多数もっているSEO会社でも、確実な上位表示は保証できないからです。

Googleは優先登録や特別な業者の存在を否定しており、上位表示を保証するSEO会社に関して注意喚起しています。

Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。
サイトの掲載順位を保証すると主張する業者、Google との「特別な関係」を強調する業者、Google への「優先登録」を宣伝している業者には、注意が必要です。Google への優先登録などというものはありません。

SEO 業者の利用を検討する

Googleにおける評価方法は非公開のため、「必ず上がる」「短期間で1位になる」といった安易な営業文句を謳うSEO会社は要注意です。

見積もりに根拠があるか

見積もりに根拠がないSEO会社は、信頼性が低いです。

以下の内容をあいまいに説明するようなSEO会社との契約は、見送ったほうが良いでしょう。

見積もりの根拠となる例
  • サービスの対応範囲
  • 期間
  • 期待できる効果

目的がはっきりしない金額が盛り込まれていないかチェックし、初心者の質問で恥ずかしいと思わず、勇気を出して聞いてみてください。

信頼できるSEO会社なら、クライアントの不安に寄り添い、丁寧に説明するはずです。

ブラックハットSEOの手段を提案していないか

ブラックハットSEOの手段を提案してくるSEO会社とは、リスクが高いため契約しないほうが良いです。

ブラックハットSEOとは、Googleアルゴリズムのスキを突き、低品質なコンテンツを不正な手段で上位表示させようとする施策を指します。

ブラックハットSEOの例
  • 大量の被リンク
  • コピーコンテンツ
  • キーワードを不自然に盛り込んだ文章

特に大量の被リンクを意図的につける手法は、ひと昔前は頻繁におこなわれていたため、現在でも提案している業者には注意が必要です。

被リンクは、別サイトから自社サイトにリンクをつけてもらうこと。
論文における引用と同じ考え方であり、Googleアルゴリズムが「周囲に評価されている」と判断するため、上位表示しやすいです。

ブラックハットSEOはペナルティを受けるため、検索上位どころか圏外まで飛ばされるリスクがあります。

契約期間が長すぎないか

契約期間が不当に長すぎる場合は、根拠の説明を求め、虚偽や多額の違約金がないかしっかり確認しましょう。

SEO対策は期間を要するので、ある程度の継続が必要であり、長すぎても短すぎても良くありません。

途中解約の可否や違約金がないかを確認し、契約期間の目安は長くても1年と思っておきましょう。

長過ぎる期間で契約し、延々とお金を払わせる悪質業者もいるため、契約する前に細かいところまでチェックすべきです。

メールや電話での営業は要注意

メールや電話で営業してくる不審なSEO業者については、Googleも注意喚起しているため、要注意です。

もちろんすべての営業電話が悪いわけではなく、WEB検索しない客層にもSEOを認知させるためには必要なケースもあるでしょう。

とはいえ、専門用語で不安を煽るような営業もあるため、不審なSEO会社には毅然とした態度でお断りしましょう。

ここまで信頼性が低いSEO会社の注意点について見てきましたが、なかにはそれだけにとどまらず、詐欺まがいの悪質行為をする業者も存在します。

いざというとき我が身と会社を守るために、悪質なSEO会社の手口を知っておきましょう。

悪質なSEO会社の手口

悪質なSEO会社の手口として、ここでは下記の3つを紹介していきます。

悪質なSEO会社の手口
  • 何もせず放置する
  • リース契約させる
  • 間違ったSEO対策でペナルティを受けさせる

何もせず放置する

SEO対策をするといいながら、実際は何もせず放置するパターンです。

外部対策の被リンクをあてる成果報酬型として契約し、着手金はもらうものの、その後は何もしないという悪質な行為です。

被リンク用のサイトを作ることすらしないため、着手金がそのまま悪質業者の利益になります。

不審に思ったクライアントがリンク元の開示を請求しても、守秘義務を盾に拒否されるため、証明のしようがありません。

なお悪いのは運良く順位が上がった場合で、悪質業者はさも自分たちの施策の結果というように振る舞い、成果報酬を得ます。

リース契約させる

SEO対策として、高額なリース契約をさせるパターンです。

そもそもSEO対策は有形の商品ではないので、本来リース契約できませんが、この場合はソフトウェア使用権として売買され、貸し借りが成立します。

リース期間中は原則として途中解約できないうえ、解約する場合は残金相当を一括で支払わなくてはなりません。

結果として、安く済ませたいからリース契約したにも関わらず、支払い総額は非常に高額になるケースがあります。

間違ったSEO対策でペナルティを受けさせる

間違ったSEO対策でクライアントのサイトにペナルティを受けさせるパターンでは、検索順位が圏外まで飛ぶこともあります。

以下の間違ったSEO対策は、Googleのガイドラインに違反しており、注意が必要です。

間違ったSEO対策の例
  • 低品質なコンテンツを大量作成する
  • リンクを大量に貼る

以前は通用したSEO対策が、現在では間違った方法になっているケースもあります。

たとえ詐欺目的ではないにしても、古い方法に固執するSEO業者とは契約しないほうが無難です。

ここまで悪質なSEO会社の手口を紹介してきましたが、身を守るためとはいえ、詐欺まがいの手法を知ると不安になってしまうかもしれません。

優秀なSEO会社を選ぶにあたって自信がない方には、インハウスSEOという選択肢もありますので、以下で見ていきましょう。

インハウスSEOという選択肢

インハウスSEOとは、自社内でSEO対策することを指し、三井住友カードや雑誌「VERY」なども取り組んでいます。

以下にインハウスSEOのメリットとデメリットをまとめました。

メリットデメリット
自社にSEOのノウハウが蓄積されるSEO担当者の育成に時間がかかる
外注費が低減するライターを探す必要がある
コミュニケーションコストの低下WEB業界の情報が得にくい

自社内でSEO対策が完結するメリットは大きく、外注先とのコミュニケーションコストが低下するため、より専門性の高いコンテンツを作ることにつながります。

対してデメリットとしては、担当者の育成やライター探しのため、スタッフに負担がかかる点です。

既存スタッフが通常業務とSEOを兼任するのは負担が大きいため、専任者を置くことが推奨されます。

インハウスSEOについては、下記の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

★インハウスSEO

SEO会社の選び方まとめ

本記事ではSEO会社の選び方について、Google推奨の方法や注意点にも触れながら解説してきました。

SEO対策が必要な理由や、自社サイトの課題があいまいだと施策が定まらないため、自社内で確認事項を共有してから選びましょう。

予算に関しては安く済ませたいのが正直なところだと思いますが、費用目安を見て適切な金額を設定してください。

SEO会社のなかには詐欺まがいの悪質業者も存在するため、あらかじめ手口を知り、被害に遭わないよう注意を払っていくことが求められます。

自社内で完結させるインハウスSEOという選択肢もありますので、リソースや目的に合わせて、マーケティング手法を決定していきましょう。

記事スナイパーはオウンドメディア構築の経験も豊富。

ただ記事を大量生産するだけではなく、マーケティング分析とSEOの知見をかけ合わせ、ターゲットに「刺さる」オウンドメディアの構築をおこないます。

もちろん、記事執筆のご依頼もお受けしますので、1記事からでもご相談ください。

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