PDFのSEO対策|必ず押さえたい6つのポイントとは?

SEOと聞くと、WebページやYouTubeの動画に対して行うイメージがあるかもしれません。

確かに双方ともSEO対策を行いますが、PDFファイルに対してもSEO対策を行えることをご存じでしょうか。

この記事では、PDFにおけるSEO対策や行う際の注意点などを紹介します。

目次

PDFファイルとは?

PDFはAdobe社が開発したファイル形式であり、汎用性の高い文書ファイルです。

文章だけで構成されることもありますが、写真や図などを用いて視覚的に分かりやすく作成されることが多くなっています。

企業では主に資料などのレポートに活用され、ホワイトペーパーでPDF資料を配布している企業も多数あります。

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PDFでもSEO対策が必要な理由

PDFでSEO対策が必要な理由としては、SEOとの相性が悪いことが挙げられます。

PDFはHTMLとは違った技術が用いられており、内部構造も複雑です。

HTMLを読み取る検索エンジンのクローラーにとっては苦手な存在で、正しく内容を読み取ってくれない可能性があります。

そのため、ただ作ったPDFをそのままインターネット上に公開しても、検索エンジンから正しく評価してもらえない可能性が高いです。

できる限り正しく評価してもらうためにも、PDFでもSEO対策をしておきましょう。

PDFにおけるSEO対策

PDFを検索エンジンにひっかけるためには、下記の対策が有効です。

  • 被リンクしてもらえるような内容にする
  • ファイルを適切なサイズにする
  • フォントを最適化する
  • メタデータを加える
  • アンカーテキストを設定する
  • HTMLに変換する

PDFのSEO対策まで手を広げている企業は少ないため、ここで競合に差をつけましょう。

被リンクしてもらえるような内容にする

SEOにおいて被リンクは重要なものであり、多くの優良なWebサイトに引用されるほど質の高いコンテンツとして評価されやすくなります。

その一方、被リンクは外部からの影響が強いため、自分での対策が難しいという欠点もあります。

被リンクを貰うためには、PDFの内容の質を高めることが重要です。

具体的には、アンケートやインタビューなどで集めたデータをまとめたり、専門家監修のもとで作ったりなどが挙げられます。

情報の質の高いPDFとなれば、多くのメディアで一次情報元として被リンクされやすくなるでしょう。

ファイルを適切なサイズにする

PDFの内容だけではなく、ファイルサイズも重要です。

どれだけ内容が充実しているPDFであっても、サイズが大きいとユーザー側としてはダウンロードに時間がかかったりデバイスのストレージを大きく占めてしまったりなどの負担になります。

そうなれば、気軽に見てもらえなくなってしまうでしょう。

そのようなことを防ぐためにも、PDFのファイルサイズを最適化しておくのがおすすめです。

ただ、あまりに圧縮しすぎると読みにくくなってしまうため、大量のページでない限りはファイルサイズを1〜2MB程度にしておくと良いでしょう。

フォントを最適化する

基本的に日本語ならヒラギノやNoto Sans、游ゴシックで欧文ならTimesやHelveticaを用いるのがおすすめです。

理由として、それらはドキュメントに対してフォントを埋め込む手間がかからず、ブラウザ側で標準フォントに代替する必要がないためです。

手間を省けるからこそ、スピーディーにPDFを表示できるようになり、すぐにユーザーはPDFの内容を読めます。

メタデータを加える

メタデータとは、文書の整理や管理、および識別に有用な文書に関する情報のことを指します。

具体的には文書のタイトルや作成者、作成日などのことであり、文書のコンテンツの一部としては含まれていません。

PDFでは、そのような情報を規定されたXMP形式で埋め込むことが可能です。

埋め込んでおくことで、検索エンジンに対してどのようなPDFなのか伝えることができ、SEOの評価につなげられます。

メタデータはAdobe Acrobatというソフトで加えることが可能で、料金はかかりません。

Adobe Acrobatは以下のリンク先でダウンロードできるため、持っていない方はアクセスしてゲットしましょう。

Adobe – Adobe Acrobat Reader DC

アンカーテキストを設定する

アンカーテキストとは、ユーザーがクリックすることで別のWebページや同じWebページ内の特定の場所に移動できるハイパーリンクにおいて、目に見えるクリック可能なテキストのことです。

アンカーテキストとして設定したテキストは、検索エンジンのリンク元としてインデックスされやすく、SEOにおいても効果があるとされています。

そのことから、具体的な内容のアンカーテキストを設定するのがおすすめです。

アンカーテキストの効果はメタデータの追加ができない場合にも有効的な方法であるため、PDFのSEO対策をする際には優先的に設定しておくと良いでしょう。

HTMLに変換する

思い切った対策ですが、HTML化することで検索エンジンからきちんと評価してもらいやすくなります。

そもそもHTMLはWebとの相性が一番高いものであり、検索エンジンとの親和性も高くなります。

現在ではPDFからHTMLへ変換できるツールもあり、Adobe Acrobatでも変換可能です。

PDFのSEO対策には注意点がある

PDFのSEO対策は、メタデータを加えたりHTMLに変換したりすることが挙げられます。

ただし、重複コンテンツには気をつけなければいけません。

PDFがSEOとの相性が悪いからと言って、同じものをHTMLページで作るのはおすすめできません。

全く同じ情報が別ページとしてネット上にあると、検索エンジンから重複コンテンツと思われてしまい、SEO評価が下がってしまいます。

そのため、どちらか片方を公開するようにするか、片方の内容を大幅に変えて公開するようにしましょう。

また、PDFはテキスト部分しか読み込まれず、画像までは認識してくれないことにも注意しなければなりません。

PDFのSEO対策は注意点を踏まえた上で行おう!

今回は、PDFにおけるSEO対策や行う際の注意点などを紹介しました。

PDFは、通常のWebページとは違った方法でSEO対策ができます。

ただし、注意すべきポイントもあるため、そのことを踏まえた上で取り組むようにしましょう。

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