オウンドメディアにコンサルティングは必要?役割と選び方を解説

コンサルティングは必要か

本記事では、オウンドメディア運営でコンサルティングを受けたほうが良いか迷っている方に向けて、役割や選び方を解説していきます。

選んではいけないコンサルティングの特徴や、メリット・デメリットも解説しましたので、ぜひ最後までご覧ください。

オウンドメディアのコンサルに強いSEO会社をお探しの方に向けた情報は、下記の記事で解説しています。

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目次

オウンドメディアにコンサルティングは必要か?

オウンドメディア運営において、コンサルティングが必要かどうかは、企業によって異なります。

下記にコンサルが必要な企業タイプをまとめましたので、ご参照ください。

コンサルが必要な企業コンサルが不要な企業
手間を省きたい費用をかけたくない
プロに相談したい知識がある
効率的に成果を上げたい試行錯誤でノウハウを磨きたい

オウンドメディア運営には、デジタルマーケティングやアクセス解析など専門知識が求められるので、プロの視点があると効率的です。

自社のみで運営すると、かけた人件費や時間の割には成果が出ないというケースが考えられます。

一方で、コンサルティングを受けると、自社にノウハウが残らないというデメリットもあります。

コンサル会社はコンテンツ制作や運用代行をしてくれても、成功を確約してくれるわけではありません。

本やインターネットでリサーチし、自分でもある程度の知識を仕入れることが必要です。

とはいえ、コンサルを受けると決めたとしても、具体的にどのようなサポートを受けられるのか分からない方も多いでしょう。

次の項目では、オウンドメディアにおけるコンサルティングの役割を解説していきます。

オウンドメディアにおけるコンサルティングの役割

オウンドメディアにおけるコンサルティングの役割は、ゴールに向かってサポートするコーチのようなものです。

コンサルティングの役割
  • 戦略設計
  • コンテンツ制作から運用
  • 集客
  • 分析・検証・改善

具体的な役割を見ていきましょう。

戦略設計

オウンドメディア運営において戦略設計とは、webサイトの目的を整理し、KGI・KPIを設定する作業です。

戦略設計をコンサルにサポートしてもらえば、最適な目的とターゲットを設定でき、サイトの方向性にズレがなくなるでしょう。

具体的には、下記の作業を実施します。

戦略設計の内容
  • 市場調査・競合分析
  • ポジショニング
  • ペルソナ設定
  • サイトマップの作成

オウンドメディア運営は長期的な取り組みになるため、最終的なゴールを決めるだけでなく、段階的な施策が必要です。

webサイトの目的やKPI設定をコンサルにサポートしてもらい、オウンドメディア運営をぶれなくおこなっていきましょう。

コンテンツ制作から運用

戦略設計を終えたあとは、コンテンツを実際に制作し、運用していきます。

高品質なコンテンツを発信し、安定した運用を続けていくには、コンサルのサポートがあると効果的です。

コンテンツ制作では、ターゲットを集客できるキーワード選定や、検索意図の把握が必須ですが、未経験者には難しいのも事実。

キーワード選定や検索意図の把握をミスすると、ターゲットに響かない的はずれなコンテンツができあがってしまいます。

コンサルタントのサポートがあれば、豊富な専門知識でアシストしてくれるので、ターゲットに役立つコンテンツ制作につながるでしょう。

集客

コンテンツは制作するだけでなく、集客してターゲットに届けていく必要があります。

コンサルがサポートしてくれる集客手段として、SEOとSNSについて見ていきましょう。

SEO

SEOでの集客に成功すれば、広告費をかけず継続的な流入が見込めます。

高品質なコンテンツの制作もSEOに有効ですが、内部対策や被リンク対策も必要です。

未経験の分野で必要事項が多く混乱してしまいそうですが、コンサルタントのサポートがあれば、最小限のタスクに集中できるでしょう。

やみくもにコンテンツ数だけ増やしても流入が伸びないケースはあるため、SEO知識をもつコンサルタントのアシストで、回り道を少なくしていきましょう。

SNS

フォロワーの増加でSNSから集客できるようになれば、企業のブランディングやエンゲージメント向上につながります。

SEOでの集客は継続的な流入につながりますが、検索上位に入るまでには6ヶ月~1年程度の長い期間が必要です。

一方で、SNSによる拡散はスピーディーなので、早い段階でオウンドメディアが知名度UPする可能性を上げてくれます。

さらにユーザーとのコミュニケーションという側面を活かせば、企業に親しみや愛着を持ってくれるかもしれません。

SNS集客の知識もあるコンサルに依頼すれば、多方面からオウンドメディアの成長にアプローチできます。

オウンドメディア運営におけるSNSの役割については、下記の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。

分析・検証・改善

オウンドメディアは運営して完了ではなく、ユーザーの反応を分析・検証し、改善していくステップが重要です。

Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどのツールを用いて、数値から改善点を見つけていきます。

分析ツールの情報は、インターネットの知識でも読み取れますが、問題点の所在や適切な改善策を見つけていくには、ノウハウと経験が必要です。

コンサルタントのサポートがあれば、表面上の知識では読み取れない部分を見抜き、改善まで並走してくれるでしょう。

オウンドメディア運営におけるコンサルティングの選び方

続いて、オウンドメディア運営をサポートしてくれるコンサルティング会社の選び方を解説していきます。

多数あるコンサルティング会社のなかから、自社の状況にマッチするパートナーを見つけるため、ぜひ参考にしてみてください。

コンサルティングの選び方
  • 得意分野
  • 明確な成果物
  • スケジュール
  • 支援内容と見積もりのバランス
  • アフターサポート

内部対策やツール販売など、オウンドメディアのコンサル以外も受け持つSEO会社を探したい方は、以下の記事をご覧ください。

得意分野

コンサル会社を選ぶときは、まず得意分野をチェックしましょう。

このときチェックする得意分野では、2つの軸に視点を置きます。

コンサルの得意分野チェック
  • コンサルティングの役割
  • 業界や商品

コンサルティングの役割におけるチェックでは、戦略設計が得意なのか、分析・改善が得意なのかを見定め、自社の求めるスキルによって選びます。

また、業界や商品によるチェックは、不動産や医療など、自社のジャンルに精通しているか確認しましょう。

広告の実績を持つコンサルタントもいれば、編集・出版業界の経験を持つ人もいるため、オウンドメディアの方向性によってはより強力なアシストを得られるかもしれません。

コンサルの得意分野と自社の方向性がマッチすれば、無用なコミュニケーションコストを減らせるため、より高い成果を目指せます。

明確な成果物

口頭によるあいまいな説明ではなく、明確な成果物として、レポートを提出してくれるかチェックしましょう。

提出されるSEOレポートでは、ただの数字や情報の羅列ではなく、課題の原因や改善策が書かれているべきです。

また、Googleアップデートへの対応や、施策の進捗を確認するために、継続的に提出してもらえるか確認します。

スケジュール

成果物の納品日や、打ち合わせの頻度など、スケジュールをすり合わせることも重要です。

自社の求めるペースで報告や打ち合わせがないと、不安になるだけでなく、webサイトの方向性が少しずつズレていくという事態になりかねません。

コンサル会社に求める定期報告のペースは、あらかじめ設定しておくと良いでしょう。

支援内容と見積もりのバランス

コンサル会社の支援内容と、見積もりのバランスが適切かチェックしましょう。

オウンドメディア運営が未経験という不安につけこみ、専門知識をふりかざして契約を迫るような業者は見送るべきです。

コンサル会社の対応プランによっては、自社の求めるサービスには追加料金がかかり、結果として割高になるケースもあります。

追加料金ですめばまだ良いほうで、まったく支援外と言われてしまえば、別の制作会社を探す羽目になるかもしれません。

支援内容と見積もりのバランスをチェックし、自社の求めるサービスを遂行してくれるか確認しましょう。

アフターサポート

オウンドメディア運営は長期にわたるため、アフターサポートが充実しているコンサル会社だと安心です。

webサイトを立ち上げて運営していくうちに、何らかのトラブルが発生する可能性は十分考えられます。

リソース不足にそなえたコンテンツの更新代行や、運用の相談など、アフターサポートを引き受けてくれるコンサル会社を選ぶと良いでしょう。

ここまでオウンドメディア運営におけるコンサル会社の選び方を解説してきましたが、反対に選ぶべきではない会社も存在します。

次の項目では、コンサル費用を無駄にしないために、選んではいけない会社の特徴を見ていきましょう。

オウンドメディア運営で選んではいけないコンサルティングの特徴

オウンドメディア運営で、選んではいけないコンサルティングの特徴は下記のとおりです。

選んではいけないコンサルティングの特徴
  • 定期的なミーティングをしない
  • レポートを提出しない
  • 情報提供のスピードが遅い
  • 検索順位やPV数ばかりを売りにしている
  • 指示するだけ

定期的なミーティングをしない

定期的なミーティングをせず、レポート提出のみで報告を完了させるコンサルティングには、注意が必要です。

無意味なミーティングはするべきではありませんが、コンサルタントが依頼主に直接共有すべき内容があるのも事実。

ミーティングで報告される内容の例
  • いまwebサイトの課題はどこにあるのか?
  • 次にするべき施策は何か?
  • 競合サイトはどのような動きをしているか?

自社との情報共有を怠るようなコンサルティング会社とは、契約を見送ったほうが無難です。

レポートを提出しない

分析レポートを提出せず、口頭説明に終始するコンサルタントであれば、契約しないほうが良いでしょう。

プロによる分析や具体的な改善策を期待してコンサルを依頼しているにも関わらず、数字や論理が明示できないのであれば、契約する意味がありません。

わかりやすい分析レポートや説明資料を提出してくれるコンサルタントを選びましょう。

情報提供のスピードが遅い

情報提供や質問への対応時に、明らかにスピードが遅いコンサルタントは、契約する優先順位が低いです。

コンサルタントは自社の専任者ではないとはいえ、あまりに対応が遅いと、適切なタイミングで必要な施策が打てません。

オウンドメディア運営では、Googleアルゴリズムアップデートや、webサイトのエラーなど、早急に対応すべき事象は多く発生します。

情報提供のスピード感が劣っていると感じたのであれば、契約するべき優先順位を繰り下げたほうが良いです。

検索順位やPV数ばかりを売りにしている

検索順位やPV数は重要な指標とはなるものの、オウンドメディアの目的によっては重視すべきでないときもあります。

例えばオウンドメディアの目的をお問い合わせ数の向上に置いているのであれば、PV数UPが直結するとは限りません。

それにも関わらず、検索上位やPV数ばかりを売りにしているコンサル会社は、企業の成果獲得という実績を得ていない可能性があります。

自社の目的に添った運営方法を提案してくれるコンサル会社がベストです。

指示するだけ

オウンドメディア運営において、コンサルタントは分析や改善をしてくれるコーチでありながら、長距離を並走していくパートナーともいえる存在です。

パートナーが指示するだけで並走の意思がないようでは、自社の担当者と信頼関係を構築していくことは難しいでしょう。

オウンドメディアの分析や改善をしたうえで、自社が対策を実施しやすいよう具体的にアドバイスしてくれるコンサルタントが理想です。

オウンドメディア運営でコンサルティングを受ける注意点

オウンドメディア運営でコンサルティングを受ける際は、具体的なゴールを共有できているか注意しましょう。

例えば、お問い合わせ数UPという大まかなゴールだけ共有できていても、具体的な数値の認識がズレていれば、運営中にトラブルになりかねません。

オウンドメディア運営が未経験なぶん、自社が設定した数値がコンサルタントの想定より高いというケースも考えられます。

コンサルタントのサポートを受け、適切なゴールを設定したうえで、共有していきましょう。

オウンドメディアでコンサルティングを依頼するメリット・デメリット

オウンドメディア運営で、コンサルティングを依頼するメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

メリットデメリット
プロによる客観的な視点で戦略設計ができる費用が高い
社内リソースを節減できる自社にノウハウが蓄積されづらい
高品質なコンテンツを定期的に更新できる

3つあるメリットのなかでも、専門家が客観的に戦略設計をしてくれ、改善点の意見をもらえる点は大きいです。

課題を適切に改善していくには、問題点に気づける知識や経験が必要ですが、コンサルを依頼すれば未経験であってもカバーできます。

回り道する手間や人件費を考えれば、コンサルを依頼する価値は十分あるといえるでしょう。

一方で、コンサルの費用はけして安くはないうえ、自社にノウハウが蓄積されづらいというデメリットもあります。

オウンドメディアにかけられる費用と時間を計算し、どちらの側面を優先するか検討します。

コンサルティングを含めた外注と、自社制作のどちらが良いかという点については、下記の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。

オウンドメディアにおけるコンサルの流れ

オウンドメディアにおいて、コンサルがどのようにサポートしていくのか、流れをまとめました。

コンサルの流れ
  • 立ち上げ
  • サイト構築
  • コンテンツ制作
  • 検証・改善

契約するコンサル会社によってサポート内容は異なりますが、一つの例として参考にしてみてください。

立ち上げ

オウンドメディアを立ち上げる段階では、下記のような施策でクライアントをサポートします。

立ち上げのサポート
  • 市場調査・競合分析
  • ペルソナ設定
  • サイトのコンセプト設計
  • KPI設定

目的を確実に達成するためには、オウンドメディアを立ち上げる時点で、ゴールを適切に設定することが重要です。

自社の優位性が意外なところにあるケースも多いため、客観的な視点で分析するサポートがあれば、差別化したオウンドメディアを立ち上げられる可能性が上がります。

サイト構築

サイト構築の段階で受けられるサポートは、下記のとおりです。

サイト構築のサポート
  • ライター選定
  • レギュレーション設定
  • コンテンツ企画の作成
  • 内部対策ありきのサイト設計

構築の段階では、クローラーがオウンドメディアの情報を発見しやすくできるように、内部対策されたサイト構造に整える必要があります。

クローラーとは、サイト情報を収集する役目をもった検索エンジンの仕組み。

HTMLやプログラミングの技術と、Googleアルゴリズムの傾向を押さえた知識が必要ですが、コンサル会社に依頼すれば相談できます。

コンテンツ制作

コンテンツ制作の段階で受けられるサポートは、下記のとおりです。

コンテンツ制作のサポート
  • キーワード選定
  • コンテンツの構成設計
  • リライトのアドバイス

SEOで集客するのであれば、キーワード選定や記事構成は重要です。

ユーザーの疑問や悩みを解決するコンテンツが更新できるように、自社とマッチしたキーワードをアドバイスしてもらいましょう。

検証・改善

検証・改善の段階で受けられるサポートは、下記のとおりです。

検証・改善でのサポート
  • アクセス解析
  • KPI・KGIの再設定
  • コンバージョンのためのサイト改善

立ち上げフェーズで設定したKPIが、実際の進捗からすると達成不可能な数値であることも考えられます。

その場合はコンサルの視点で検証してもらい、確実に成長していくため適切な数値に再設定します。

コンバージョン数が思ったように伸びない理由も検証し、サイトの情報やデザインについて改善を進めましょう。

オウンドメディアのコンサルまとめ

本記事ではオウンドメディアのコンサルについて、役割や選び方を解説してきました。

オウンドメディア運営において、コンサルタントはプロの視点でアドバイスするコーチであり、課題解決に向けて並走するパートナーでもあります。

効率的に成果を上げたいときや、専門家に相談したいときに、強力な味方となってくれるでしょう。

自社にマッチするコンサルタントを選ぶには、得意分野や、明確な成果物の有無をチェックし、信頼性を見極めてください。

ミーティングやレポート提出をしないコンサルタントは、クライアントがプロに期待する分析の役割を果たしていないため、契約しないほうが無難です。

下記の記事では、コンサルティング会社も含め、おすすめのSEO会社を紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

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記事スナイパーはオウンドメディア構築の経験も豊富。

ただ記事を大量生産するだけではなく、マーケティング分析とSEOの知見をかけ合わせ、ターゲットに「刺さる」オウンドメディアの構築をおこないます。

もちろん、記事執筆のご依頼もお受けしますので、1記事からでもご相談ください。

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